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 東宝「風を結んで」 6月16日ソワレ

2011-06-22

東宝 ミュージカル「風を結んで」
シアタークリエ

キャスト

片山平吾:中川晃教   田島郡兵衛:藤岡正明
加納弥助:小西遼生   橘 静江:菊地美香
捨吉:山崎銀之丞     橘 右近:大澄賢也
大林由紀子:大和悠河

佐々木誠一郎:照井裕隆 新畑伝四郎:小原和彦
栗山大輔:俵 和也    齋藤小弥太:加藤貴彦



行って来ました。あんなに坂元健児さん以外に平吾を演じて欲しくないと言ってたのに、結局観たのかと思う方もいると思います。その思いは今も変わりません。今回は東宝の製作だけあって、至るところで宣伝されているのが嫌でも目につきました。開幕してからも行こうかずっと迷っていました。平吾は坂元さんだけと言うのなら観なければいいと思ったけど、やっぱりキャストが変更されても作品自体も好きだし、その大好きな「風を結んで」の世界に触れたい気持ちが強くて観に行くことにしました。
結果から言うと全体的には、良かった。初演が思い出深いだけに、自分でもどう感じるかと思ってたけど、やっぱりこの舞台、大好きだと再確認した。歌や曲が懐かしくてオープニングの曲が流れた瞬間、うっかり泣きそうになった。セリフも聞き覚えのあるものばかりだったし、懐かしいなと6年前の初演と重ね合わせて観ていました。

歌や脚本など初演と同じ部分が殆どですが、衣裳や演出が違う部分もあった。衣裳は初演とは柄が違うだけで形などはほぼ一緒です。歌も結構増えて、平吾の歌が多くなってた。捨吉役の銀之丞さんがあまり歌が得意ではないので、その分平吾の比重が大きくなったんでしょうね。

ただ、よりミュージカルっぽくなったのはいいんだけど、2ヶ所変えて欲しくなかったところもあった。ひとつはオープニングの「夢物語」の曲が、捨吉が歌っていたのを平吾が歌う様になってしまったこと。この曲は、平吾が後ろを向いて正座をしてお辞儀をしてるところで、捨吉が夢を語る歌なんです。この作品は平吾が主人公だけど、もう一つは平吾に夢を託した捨吉の物語でもあるんだよね。だから捨吉がオープニングと途中にこの曲を歌うことで、平吾の夢に自分の夢を重ね合わせていた捨吉の存在が強く印象づけられていたんですけどね。

だからなんで平吾に歌わせちゃったんだろう?捨吉だから意味がある歌だと思うんだけど。そのせいで、捨吉があまり目立たなくなった。せっかく捨吉の銀之丞さんがいい芝居をしているのに存在が薄くなってしまった。

もう一つは静江さんが岡場所に売られることを知って、妹を売る位なら刀や家を売る方が人間が上だと右近に掴み掛かるシーン。前はここセリフだった気がするんだけど、今回全部歌になってた。ここは歌よりセリフの方が平吾の怒りや真剣な思いが伝わる気がする。演出はその二つが残念だったな。

捨吉以外で良かったのは、由紀子さんの大和悠河さんが良かった。歌はヅカ時代からハラハラさせられるけど、登場シーンの決めポーズのかっこ良さはさすがだった!初演のえまおさんよりちょっと柔らかい性格になった印象。由紀子さんは今回の方が好き。
静江役の菊地美香ちゃんも歌がとても綺麗で、この二人のデュエットは宝塚の男役と娘役を観ている様だった(笑)。

郡兵衛役の藤岡くんもなかなか良かった。ちょっと郡兵衛には若いかと思っていたけど、アッキーが凄く若く見えるから、藤岡くんの年齢でちょうど良いのかも。ちゃんと年上に見えたしね。歌も上手いし、キャラクターにも合っていたな。その他アンサンブルも何度も出てきてこの舞台を支えていた。

そうそう一つハプニングがあった。二幕の最初白虎隊の群舞のシーンでアッキーの刀が鞘からスポーンと抜けて床に落ちちゃってタイミングを見計らって拾ってた。拾えないと最後全員で刀を抜いてかっこ良く決めるとこが決まらないもんね。

まっそんな訳で、気になって家で悶々としているより、思い切って観に行って良かったです。舞台は本当に別物というか、キャスト以外のところでも東宝色を強く感じ、TSっぽさをあまり感じられない舞台になっていたのが良かったのかも知れません。セリフや歌、ストーリーはほぼ一緒なのに、再演ではなくて、新作を観ているような感覚でした。

えっ?アッキーの平吾はどうだったのかって?
う~ん、察してください…(弥助風)。

正直言うとね、ちょっと熱過ぎる風に感じちゃったかな。熱いというより暑いっていう方が合ってるような。セリフの一言一句、歌の全てに於いて常に120%の力を込めて歌ってるというか、オープニングの夢物語を歌い始めた辺りから、何となく違和感を感じて、割と前半で私には合わないなと思ってしまった。せめてもう少し肩の力を抜いて演じたら、熱い部分だけじゃなくてバランスが取れてぐっと良くなる気がするんだけどな…。

平吾ってキャラクターは、真っ直ぐで熱い情熱を持った人だけど、ただ熱いだけじゃなくてちゃんと世の中の流れを冷静に見られる人だと思うの。だから刀を持てなくなっても、自分で生きる道を探し生き抜いて行けたのだと思ってる。決して熱いだけじゃない世の中を見つめられる人、今回はそういう冷静な部分は見えなかったな。

だからヘタレなセリフを言っていても、そうは見えない。平吾は市井の人なんだけど、アッキーのは何かとてつもなく大きなことをしそうだし、歴史に名を残す人に見えちゃう。前に観たモーツァルトはとっても似合っていて良かったし、本当にハマリ役だった。要は人々の注目を集めるカリスマを持った役とかが似合うんだよね。この公演が発表された時にも言ったけど、平吾のキャラとは正反対なんだよね。

誤解しないで欲しいのは、坂元さんの平吾と違うからとかではないの。もし今回初めて観たとしても、この平吾には共感も感情移入もしなかったと思う。

でも良いところもあったよ。歌は相変わらず上手いし、平吾、郡兵衛、弥助の3人のハーモニーはとても綺麗だった。全体的にはまあまあ楽しめたし、これはこれで良いのではないでしょうか。東宝版の再演があっても私は二度と観ないですけど。

坂元さんは、私と1日違いで「風を結んで」観に行かれたみたいですね。感想聞いてみたいです。
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tag : 坂元健児

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坂元健児さん舞台出演情報
「ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL 2014夏」

ミュージカルガラコンサート出演

【公演期間】8/16~27(坂元さんは全日程出演) 

シアタークリエ 

【公式サイト】http://www.tohostage.com/festival/
プロフィール

kanoko

Author:kanoko
関東在住の30代。高校生の頃から舞台を観始め観劇歴は20年くらい。

ミュージカルの舞台観劇が趣味で、坂元健児さんが大好きです。
地方公演にも出来るだけ観に行きます。
最近は、劇団四季の、「ライオンキング」現シンバ役の田中彰孝さんもお気に入り、友石多津弥(竜也)さんも応援しています。基本的にシンバ役者が好きです。

好きなミュージカル・お芝居

・特にお気に入りの作品
ミス・サイゴン、風を結んで、AKURO-悪路-、回転木馬(2009年版)、スペリング・ビー、愛と青春の宝塚、冒険者たち(2013年版)

・その他の大好きな作品

ライオンキング、美女と野獣、砂の戦士たち、
タック、OUR HOUSE、空中ブランコ、

・坂元さん出演作以外

マンマ・ミーア、回転木馬(95年東宝版CD・涼風盤)、プロデューサーズ(映画)、星の王子さま・リトルプリンス(音楽座)、Wicked

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